もやしもん 第11話(最終話)

第11話 「輝く菌未来」
うるさい及川をキスで黙らせる長谷川に笑った。日吉酒店での直保と蛍の会話が大学生らしくていいですね。今回は蛍と再会したり能力が消えたりしたのがきっかけで進路や自分の性格に悩む直保の話で、珍しく主人公らしい立ち回り。「菌どもを愛してやってるかい?」という日吉のじいさんの台詞は5話の伏線とうまくかかっていてとても印象的でした。
力を失った直保のことを何かと気にする2年のふたりはほんとにいいやつらだなぁ。誘いを断り部屋で思い悩む直保。菌が全く見えないというのは見ているこちらにも寂しく、食パンに名前が書いてあるのを見つけるシーンがかなりじーんと来てしまった。まだまだ小娘な長谷川への樹教授の対応は原作よりも穏やかで最後の台詞がとても優しい言い方だったのが良かった。教授の台詞は直保だけでなく長谷川自身にも当てはまるのだということを長谷川は感じ取ることができただろうか。
長谷川抱きしめ&能力復活のところは思った以上に壮大な演出。結局直保の能力がなくなったり復活したりするのはそんな大した理由じゃないのだけれど、菌たちが一斉にぶわーっと出てくるシーンは感動的でした。復活した途端に直保をからかい出すオリゼーたち。いつもよりでかい上に数がやたらと多い(笑)。菌劇場最終回は菌たちが総出演。
 最終話はもやしもんの2大主人公である直保、長谷川のふたりのちょっとした成長が見られるいい内容でした。和やかな雰囲気とストーリー、味のある登場キャラ、かわいい菌たち、雑学満載、と他のアニメとはちょっと違ったまろやかな味わいのアニメだったと思います。菌たちもかもし足りないと言ってることだし是非二期やってほしいな〜。