true tears 第7〜8話

第7話  「ちゃんと言って、ここに書いて」

乃絵はすごい。相手の言葉をこんなにまっすぐ全身で受け止める人ってなかなかいないと思う。声をかけただけで慌てふためいて逃げ出したり、眞一郎に改めて好きだと言わせて赤面しまくる純情っぷりも好きだ。乃絵とつき合うのは全エネルギーを投入しないといけなそうで、眞一郎が大丈夫かなぁと微妙に不安に。ちょっとでも気持ちに嘘ついたらすぐにバレそうだし、乃絵と付き合うことにしたのは比呂美への感情を凍結させた反動が大きいのもあるだろうし。
眞一郎が踊りに真剣になればなるほど笑えるのは置いておいて、眞一郎が頭の中で整理する恋愛関係の中に愛ちゃんの名前がないのがさみしい。完全に眼中にないんだよね…。そんな眞一郎に愛ちゃんはとうとう実力行使。愛ちゃんの切なさと三代吉の不憫さが積もる引きでした。

第8話  「雪が降っていない街」

眞・乃のふたりがいいな〜。乃絵の眞一郎への反応がいちいち新鮮で、「もっと好きになっていい?」て聞くのもかわいすぎる。乃絵のエネルギー充填は効果覿面。絵本を描くインセンティブになるだけでなく眞一郎の人生そのものを動かすようなおっきな力があの小さい体に詰まってるような気がします。
一方それだけに比呂美の立場が悩ましい。比呂美側から見れば乃絵を妬んでしまったりいらついてしまうのも仕方ないような…。眞一郎母の件にしろ純の件にしろ、自分の思うようにならない状況がしんどいよ。まあでもその黒い感情を口に出してしまったら眞一郎母と同じになってしまうのだけど。うーん、比呂美はそろそろ精神的にまずいかな。次回はちょっと嫌な展開になりそう。
眞一郎の気持ちの中に愛ちゃんが入り込む隙間はやっぱりないみたい…。分かってはいたんだろうけどなぁ。愛ちゃんもだいじょぶかな?