みなみけ 第11話

第11話 「となりの南さん」

トウマと一緒についてきたアキラ(南家三男)に一瞬むっとするハルカ。それを見た途端急遽三下キャラ風にふるまうカナが楽しい。学校では勘違いしたアキラが無意識のうちに藤岡に宣戦布告して、『みなみけ』お約束の勘違いからはじまる関係に。アキラをからかって遊ぶカナ、それを見て嫉妬する藤岡、藤岡のレア顔に反応するリコ、の図がなんともバカらしくて面白いです。アキラはリコ(の髪)に反応。
チアキの石蹴りシーンは山田(小石)の最後がドナドナを思い浮かべてしまうような情景。いつの間にか山田に情が移ってるチアキがかわいいなぁ。アキラはなんだかんだでみなみ家にすぐ馴染んで夕飯まで食べてる上にカナにいじられて頬染めてます。マコトやカナ、アキラはいじめられてるときの顔がいいですよね。アキラはそのまま自然とカナの子分に定着。体育会系同士の保坂とナツキ(南家次男)の会話が刑事ドラマでの上司と部下のやりとりみたいで楽しい。保坂の「そのはずだ」がかっこよかった。
マキに突き飛ばされ思わずハルカに抱きついてしまったナツキ。その後のハルカのクールな対応がいかにも番長。ビンタでけじめをつけるのかと思ったら、グーで殴ってて爆笑しました。グーかよ(笑)。今更ながら納得したのですが番長ぽい雰囲気のハルカには佐藤利奈さんの声がよく合いますね ( 『大魔法峠』 見てた人なら分かるはず)。みなみ家でのナツキのラッキースケベ具合にうらやましく思いながらも、鼻血出したままこたつに突っ伏す姿に合掌。トウマの「古傷が開いた!」という言い回しもいちいち面白い。『今日の5の2』でもそうでしたが作者(桜場コハルさん)の描く男子は基本的に純なのが魅力です。
今回はだれそれがかわいいというような箇所は控え目だったけど、そのぶん30分ひたすら面白かった。回を重ねる毎にハルカがいい味を出してきてるのがいいですね。そしてこれだけキャラが多いのに捨てキャラがひとりもおらず、どのキャラを中心に話を作っても面白いのがすごい。サブメンバーのローテーションバランスもとてもいいし、私には文句のつけどころがありません。