CLANNAD 第11話

第11話 「放課後の狂想曲」   (コンテ:荒谷朋恵、作監高橋真梨子

ことみも杏も智代も(ついでに猫口の春原も)みんなかわいいなぁ。ことみは瞬きしたり頬を染めたりする仕草がいちいちツボ。ボケとツッコミの技能はバイオリンと同じく全く上達しませんがかわいいからいいのです。今回は冒頭、2回目の「ぼ・ん・じゅ〜る?」でいきなり即死。そしてアップルパイのシーンの最後の神秘的なことみがとても印象的でした。手作りのアップルパイを美味しいと言ってくれた朋也にことみはとても喜んでいたのだけれど、一瞬思考が止まったみたいな感じになったのが気になります。「おとといは兎を見たの(見たわ)。きのうは鹿、今日はあなた」というのは『たんぽぽ娘』という小説の有名な一節らしいですね。読んだことがないのでちょっと分からないのですが、これはことみのどんな心境を表してるのでしょうか。
「あんたのことを好きな女の子がいたら…」と尋ねる杏の台詞は原作ゲームのOPのテロップのあれですよね?杏の描写が所々意味深なのを見るとやっぱり杏自身も朋也に気があるように思えるなぁ。ことみをメインにしながらも杏ストーリーもうまく平行して進んでいる感じ。神秘的なことみと溌剌とした杏の組み合わせはバランスよくていいですね。個人的にことみと杏は外見的にもすごく好みで画面に出てくるだけで嬉しいのでふたりがたくさん見られて幸せ。
そして無事に開催されることになったことみリサイタル。杏の誘い(脅し)によって集客も上々でしたが、懸案のことみの演奏能力には進歩が見られず客席は案の定死屍累々々々・・・。どさまぎに智代にルパンダイブして返り討ちにあう春原、逃げ出そうとするも途中で力尽きる猫とボタン、いつもの寸劇を始める古河夫妻、画面の隅でちゃっかり倒れている幸村先生の描写に笑いました。あと今回は美佐枝さんに憧れている智代の描写もよかったです。美佐枝さんは生徒会長だったんですね、しかも伝説的な。
前回と同じく引き際に出てきた男性、ことみは「悪者」と言っていたけど…? (ことみに近づけまいと渚がタックルするのですが、渚に抱きしめられるなんてうらやましすぎるとか余計なことを思ってしまった) 今回は岡崎家の描写と影のある表情の朋也が久しぶりに出てきました。学校ではそんな様子は見せなくても朋也自身も事情を抱えているんですよね…。