P.S.すりーさん

家庭用ゲームのハードを(アイドルという設定で)擬人化した4コマ漫画。ゲームの擬人化とくれば「ドリームキャス子」(サムシング吉松さん)が有名ですが、それに劣らぬ自虐ぷりが見物。ハードやメーカー各社の特徴をうまくキャラの性格に置き換えており、絵もかわいくて見ていてとても和みます。萌え擬人化では「あふがにすタン」に比較的近い作風でしょうか。ニコニコのうp主は作者とは別の人ですが、BGMや画像・効果音を追加してネタを適度に補完しており編集上手です。
すりーさん」(PS3)の境遇には思わず数回マジ泣き…。「つーさん」(PS2)のいいお姉ちゃんぶりにも涙。他にもいろんなハードが出てきますが、ちょっと不思議な「はこまるさん」(Xbox360)とフリーダムで発想が読めない「せがさん」(SEGA)が気に入っています。特に「せがさん」はしんみりした雰囲気を吹き飛ばして笑わせてくれる重要なキャラ。
こういう擬人化漫画を見るたびに思うのですが、被擬人化対象のウィークポイントを(自虐を含みつつも)そのキャラの萌え属性に転換して愛してしまうというのはある意味すごい包容力ですよね。この漫画を見たおかげで自分もPS3を応援したくなってしまいました。