魔法先生ネギま! 第23巻

著者:赤松健 
魔法先生ネギま!(23) (講談社コミックス)
闇の道を選んだネギはエヴァの試練に挑戦し「闇の魔法」を会得。夕映はナギの情報を得るためオスティアを目指して箒ラリーに参加、特別枠をゲットする。
今回捜索本部と連絡が取れたのは修行中の古菲、他のパーティに参加中ののどか、アルバイト中のまき絵&裕奈。明日菜・刹那と木乃香・楓が合流。アーニャとハルナについては依然描写がなく詳細不明。美空はバカンス満喫。
ネギ君が無事試練から帰ってきたことに泣いちゃう千雨がかわいいです。精神世界で修行を続けるネギ君の横で自分の責任や覚悟について逡巡する様子がよかった。
ネギ君の会得した「闇」の力というのは「万物の始祖である混沌」の力のことで、今のネギ君をつき動かす衝動や感情、そして自分の過去から目を逸らさずにありのままを受け入れる力ということらしい。
今巻は箒ラリーで大活躍した夕映がかっこよかった!記憶をなくした状態から努力を続け魔法を使えるようになり自力でアーティファクトも発現、チームメイトの統率を取りつつ鷹竜まで倒してしまったのには驚きました。やりたいことが見つからなかったバカレンジャー時代の夕映はどこへやら。鷹竜撃退時のリーダーシップにはツンデレいいんちょエミリィも感服。
夕映は一旦記憶をなくしネギ君やのどかと距離を置いたからこそ純粋に魔法の力を磨くことができたんだと思います。ネギ君そっくりのナギの写真(10歳)にドキっとしたり、未だ尿意が最大の弱点だったりと全然変わってないところにも萌えた。
魔法具×2で強化されたのどかの感知能力と夕映の分析・洞察力は将来ネギパーティにとってなくてはならないものになりそう。千雨と夕映のふたりは参謀としても期待できるし、サポート要員の成長ぶりが目立ってきました。
その他、木乃香と刹那の再会にニヤニヤ。前巻に続きチビ朝倉がかわいかった。学園居残り組をコスプレさせるエヴァ、無言のザジと会話できるあやかの「いいんちょ技能」等面白かったです。