ねじまき鳥クロニクル 第2部

第2部 予言する鳥編
著者:村上春樹
ねじまき鳥クロニクル〈第2部〉予言する鳥編 (新潮文庫)
失踪、井戸の底、クミコの手紙、あざ、加納クレタクレタ島の件、電話の女。
クミコの失踪に端を発しこれまで断片的に出てきた人やものが次第に結びついてゆく。今巻は井戸の底での描写と最後の電話の女の正体に気付くところが印象的でした。
そしてクミコの手紙。重要な場面で送られてくる手紙というのはとても怖いです。今回も無力感と喪失感に襲われる内容。
結局いまの場所に残ることに決めたわけだけどこれからどうするんだろう。どうなるんだろう。