コードギアス 反逆のルルーシュR2 第22話

第22話 「皇帝 ルルーシュ
ナイトオブゼロの力を世界に示し自らが皇帝であることをアピールするルルーシュ。武力による強行採決ブリタニア超合集国への参加を認めさせようとするが、途中ダモクレスから送られてきた通信映像にナナリーの姿を見つけ驚愕。シュナイゼルは彼女こそが皇帝にふさわしいと告げる。
ナナリー生きてたああああ!!一瞬疑ったけど次回予告に咲世子さんも出てたのでひとまず安心、本物のようです。よかった…。
しかしナナリーを失った悲しみが今の魔王ルルーシュの原動力だったのにこれではあまりにもかわいそう。ナナリーにも面と向かって「敵です」と言われてしまいました。これまでのようにゼロという仮面に対してでなくルルーシュ自身を否定されているので非常につらい。前回シュナイゼルが余裕の表情だったのには納得。
先週までの状況でルルーシュスザクが何を目的に行動するのか気になっていたのですが、今回「ゼロレクイエム」という言葉が出てきました。具体的に何を指すのかは不明。ナナリーが生きていると分かった今ルルーシュにとってこの目的は意味があるのでしょうか。
皇帝となったルルーシュは貴族制度廃止、財閥解体イレヴン解放と一見抜本的改革を行っているように見え、実際にはスザクジェレミアロイドセシル以外の部下は全員ギアス漬けで奴隷化、反対貴族は粛清、と非民主的・非人道的な独裁に染まっています。そんなルルーシュスザク星刻神楽耶は到底受け入れることができず、何も語ろうとしないルルーシュカレンも別れを告げる展開。
今のカレンルルーシュに対して感情で動いてしまうと分かっているからこその沈黙、そして血に染まった魔王の道にカレンを巻き込みたくないが故の別れでした。カレンとはこれまで何度もキス未遂がありましたが最初で最後のキスがこんな形なのは切ないですね…。
そのままルルーシュは会議の場に。正反対のことをしながら「民主主義」「民主主義」と自嘲めいた口調で唱え、神楽耶強行採決を迫る姿は正に悪逆皇帝。武力で民主主義を愚弄するルルーシュに対し、目を見ないよう顔をそむけながらぼろぼろと涙をこぼす神楽耶の姿には胸が痛みます。憧れていた相手、そして死んだと言われてもなお信じ続けた相手からのこの仕打ちはさすがにかわいそすぎる。今回もオチは玉城
ここで旧皇帝派のビスマルクたちが襲撃。しかし、ドロテアモニカスザクランスロット・アルビオンとの性能差により瞬殺、左目の封印を解き未来予測のギアスを使う100%ビスマルクも「生きろ」状態のスザクに手も足も出ず敗死となりました。ジノスザクの言葉に困惑してたけどそのままシュナイゼル派に流れるでしょうね。アーニャもいるし。そういえばディートハルトもいつの間にかそっちについてました。
ニーナは自分のしたことの呵責に耐え忍び今は学園でミレイリヴァルに匿われている状態のようです。精神的に安定している様子でほっと一安心。ルルーシュニーナに昔と変わらず「友達だから」と接しようとするリヴァルにはじーんと来ました。
ニーナがまた何かカチャカチャやってたのはフレイヤの対抗手段を開発しようとしている?で、ロイドがそれに目をつけたと。
次回はナナリールルーシュがまたちょっと折れそうになるのかな。完全に後に引けない状況なのでもちろん立ち上がるしかないのですが、ナナリーを擁立するシュナイゼル派、カレンたちのいる黒の騎士団、そして旧イレヴン以外の人民からも「敵」扱いされるつらい状況。ナナリーカレン神楽耶星刻は本来ならばルルーシュの人間味ある部分をちゃんと理解してくれる側の人たちです。その彼らにもルルーシュ本人として魔王を演じきらなければいけない。覚悟の上とはいえ精神的に相当きついはずです。
戦力的にはフレイヤを積み帝都ペンドラゴンを壊滅させた敵方天空要塞ダモクレスにも生きろスザクがいればなんとかなっちゃいそうな雰囲気(今回の感じだと)。
サブタイトルからすると次はようやくラスボス・シュナイゼルの真相が明らかになりそう。フレイヤ撃ってひとり平気な顔してるこの人の仮面の下はどんななんでしょうか。
C.C.がずっと憂い表情なのが気になるところ。


(追記 9/8)
⇒ ナナリー キャラクター紹介 − コードギアスR2公式
公式でも確認。咲世子さんは次回放送後かな。
シュナイゼルにより救出されており』 やっぱり計画的だったのだろうか。
ニーナフレイヤ開発→スザクフレイヤ発射→ナナリーが巻き込まれたとルルーシュに思わせる→ルルーシュが手段を選ばず行動→帝位簒奪クーデター→前皇帝の所業潰すも民意掌握できず→ここでナナリー担いで新帝国
予測不能の要因も多いだろうけど上の流れがだいたいシュナイゼルの筋書き通りだったとすると末恐ろしい。ルルーシュニーナスザクナナリーという駒を使って自分の思い通りのゲームを進めています。